当たり前が、当たり前じゃなくなっている現実
『第11回 九州PEGサミットin指宿』の当番世話人を仰せつかりました、菊野病院の伊東徹です。
九州PEGサミットが10年ぶりに指宿に帰ってきます。
2013年は真夏に開催しました。暑かった!
今回、また鹿児島で「九州PEGサミット」をやろうという話が出た際に、まず考えたのは開催時期です。今度は涼しい時期がいいなあと思い候補地を探していたら、なんと指宿市民会館が11月11-12日なら空いているという情報が入ってきました。
指宿市民会館と言えば、10年前の「第3回 九州PEGサミットin指宿」の会場だったところです。当時はボロッちい(失礼…)、歴史を感じさせる建物でした。
その指宿市民会館が昨年「なのはな館」の隣にリニューアルオープンしたというではありませんか。「なのはな館」と言えば、毎年4月に「南薩PEGと経腸栄養を学ぶ会」を開催している会場です。コロナ禍で九州PEGサミットが2年休会していなければ、このタイミングでこの場所を使うということはなかったと思います。よし、この奇妙な巡り合わせに乗ってみよう!
こうして『第11回 九州PEGサミットin指宿』の開催日程と会場が決定しました。
コロナ禍で大きく変わったことがあります。それはZOOM等の通信技術の進歩です。これにより私たちは自宅でwebで学会やセミナーに参加できるようになりました。会場に行く必要が無いので便利になりました。でも、学会会場やセミナー会場ではwebではできない体験が出来ます。
それは発表以外での沢山の方々とのお喋りです。このお喋りこそが、知識の宝庫であり、日ごろのお悩み解決の場だったりするのです。この「+α」を味わって欲しくて、私たちは「九州PEGサミット」という活動を続けています。
「九州PEGサミット」の良い所は、講師と受講者の距離の近さです。普段は学会会場の壇上で輝いている先生方が、講師はもちろん自分の実習班に居たりします。物おじせずに沢山の話をして欲しいと思います。皆さんの疑問は、間違いなくこの2日間で全て解決します。それほどの超一流のプロたちが会場に沢山居ます。しかも、みんなボランティアです。講師の先生方も一切の謝礼もなく、手弁当で会場にやって来ます。この熱量を感じて下さい。
人と触れ合うこと、直接言葉を交わすことでしか、この熱量は伝わりません。
言葉を交わす際には「相手の眼を見て話しなさい」と、小学生の頃に先生に教わりました。webではそんな当たり前のことが出来ないのです。
日本一の熱い情熱を持った方々に会いに来てください。そして沢山質問して下さい。
この2日間は、皆さんの人生にとって忘れられない2日間になることをお約束して、当番世話人のあいさつとさせて頂きます。
指宿でお会いしましょう。